冷たい王子は私の彼氏 Ⅱ
「ちょ、まこと!?」
ハッと我に帰って、大声を出すナオキくん。
「あちゃー。こりゃ、恥ずかしいわ」
と、おでこに手を当て
顔を赤く染めるナオコ。
「え?本当のことでしょ?」
と、等の本人は平然な顔をしていた。
(いやらしい…こと。あ、もしかして…)
「ねぇ、横田くん。」
「ん?」
「そのいやらしいことって、横田くんの家でお泊まりしたときにしようとしたこ……むぐっ!!」
横田くんは、急に目を見開いて私の口を手で塞いだ。
「はふっ…◯☆※★×」
声にならない私の声。
(息ができない!!!私、なんか変なこと言った!?)
「ほんと、まことってやつは…」
「こんなに、純粋な女の子に何を吹き込んだのよ!」
ナオキくんとナオコは、なぜかプンプンと怒っている
why?