冷たい王子は私の彼氏 Ⅱ
俺は、彼女が言い終わる前に
両肩を地面に押し付け 小さな体に跨がった。
跨がって改めて気づかされる、女の子の体。
「…俺とシたことを後悔させてやるから。」
怒りでいっぱいだった。
どうして、いとも簡単に…男に抱かれるのか。
好きな子が…色んな男に抱かれてるなんて、それほど傷つくことはない。
だったら、るりに分からせてやりたい。
本当に…るりのことを思っている男とする交わりを。