冷たい王子は私の彼氏 Ⅱ
その日から
俺は、るりの召使いみたく扱われた。
『アレ、取って。』
『ソレ、取って。』
『るり、好きな人出来たから協力して。』
『アキヒロは、るりのこと好きでしょ?なら、あの女懲らしめてやってよ。』
るりは、段々欲張りになって
俺に要求することがヒートアップしていった。
一番、聞きたくない要求は
『るりの好きな人と、るりが付き合うための協力』
正直、辛かったけど
るりのお願いは絶対で。聞くしか方法はなかった。