冷たい王子は私の彼氏 Ⅱ
ポカンと口を開けて、俺を睨む彼女。
「…だから、高校も。るりと一緒じゃない。」
「…な、にそれ!?聞いてない!!!」
ウルッと、涙目になる彼女。
顔を真っ赤にして、怒ってる様子だった。
「…ごめんな。父親の転勤なんだ。」
「無理っ!!!!ずっと、ここにいて!!」
「出来ない。」
「るりの言うことは、絶対でしょ!?ちゃんと、聞きなさいよ!」
「止めても無理。今は聞けない。」