冷たい王子は私の彼氏 Ⅱ

私の思っていることが伝わったのか…佐野くんはハッと我に返って


「…悪い。今のは、言葉のあやだ。」



そう言った。



佐野くんと私の視線が交差する。



佐野くんの目は、まるで"話を聞いて。"と訴えているように見えた。





私が、黙ったのを確認すると佐野くんは



「"最初"は、横田くんと佐々木さんの仲を引き裂くつもりでいた。」



信じられない言葉を、次々に話した。



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