冷たい王子は私の彼氏 Ⅱ

横田くんは、悲しそうな顔をしながら私の元へ歩いてきた。

そして、私の頬にそっと触れて…親指で涙を拭いながら


「…ごめんな。」


と、私の頭に…横田くんの頭をくっ付けてきた。








(…至近距離…!!!)


今、こんなこと考えてる場合じゃないのに…




「…佐々木、これからは…ちゃんと女子の誘い断るから。」


横田くんが、そう言って

上目遣いで私のことを見つめてきた。


(…うぅ…ズルい。この顔…。しかも、くっ付けられてる頭が熱いよー…。)






< 182 / 196 >

この作品をシェア

pagetop