冷たい王子は私の彼氏 Ⅱ
言った瞬間…
顔が一気に熱くなった。もう…!なんでこうなるのよ…!
でも、それと同時に横田くんも、顔を真っ赤にして
「…な、に…今の…」
と、口元を手のひらで隠していた。
「…よこ…違う。えっと…まぁくん。」
「…なっ…!…その呼び方!」
え!?横田くん…照れてる!?
「ダメ!?この呼び方じゃ…」
横田くんを、ウルウル目で見つめれば
「…絶対ワザとだ。」
と言いながら
私の後頭部と腰に手を回して、ギュッと抱きしめてきた。