冷たい王子は私の彼氏 Ⅱ



なんだよ。

この いいとも! みたいな感じのノリ。



なんか、ナオコも混じってるし!!



なに、質問してんだよ!こっちは、一人で寂しいんだ!!



教室の隅に、一人ポツンといることがどんなに寂しいか!!




ジーーーッとナオコを睨んでいると



やっと、私に気がついて来てくれた。





「ココロも来ればいいのに〜」



「やだぁー。」



「本当に、横田くん以外には興味ないのね…」



そう言って、苦笑いするナオコ



「あったりまえじゃん!」



「まっ、横田くんのほうがかっこいいとは思うよ。」



「や、やっぱり!?そうだよね!!」



「うん!佐野くんは、学年の三番目ってところかな?」



「え?じゃあ、二番目は…?」




そう言うと、ナオコは急に黙り込み


そして、顔を赤くした。




か、かわいい………!!!!!




「…ナっ…ナオキが二番目…」



「あははっ!ナオコ可愛い!でも、ナオキくんそれ聞いたら怒るよー!なんで、一番じゃないの?って!」




「大丈夫!!……私から、見ればナオキが一番だから……!!って言わせんなバカヤロー!」





ナオコーーーーーーー!!!!!かわいすぎる!!


これ、録音してナオキくんに聞かせたいよ!!



< 29 / 196 >

この作品をシェア

pagetop