冷たい王子は私の彼氏 Ⅱ


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昼休み





今日は、絶対横田くんと仲直りするんだ。



そう、心に決めて
廊下を歩いていると



「佐々木さん…。」



と声がした。



振り返れば、佐野くんが少しだけ顔を歪ませながら話しかけてきた


そして、私の顔を見つめてボーッとする佐野くん。


「佐野くん…?」



そう、呼びかければ


ハッとして


「ご、ごめん。
あのさ、化学実験室って…どこか分かる?」



「…ううん。大丈夫だよ!…知ってるけど…」







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