【短】Black Coffee
■Black or Milk
次の瞬間、甘く苦い口づけが激しく繰り返された。
甘いけど苦しくて、息をする余裕もなくて…
ただ、彼にされるがままで…何だか悔しくなった。
年上だけど、余裕なんかなくて
気づけば年下の彼に翻弄されて
意地悪な彼にも優しい彼にも
振り回されて、余裕なんて感じさせてもらえなくて
私は彼の手のひらで転がっている。
「拓は…狡いよ」
いつも余裕があって
私を楽しそうに翻弄して