明日の一歩前
あっという間だった。

キスされた。

あまりに突然で、予想外で、呆然としてしまった。当の田畑くん本人は、いたずらっ子みたいに笑いながら

「ご馳走さまです。おやすみなさい。」

と言って、さっさと駐車場に向かった。

「待った!夜道に置いてくの?」

とっさに出たのは間抜けな一言。

けれど、目の前には田畑くんの大きな手が差し出された。自然と彼と手をつないでいた。

明日まであと10分。
とりあえず、明日考えることにしよう。
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