うさぎの学習
その夜~店は賑わっていた。
会計を済ました教授を見送る為、ウチは久美子と共に店から出た。
これから始まる教授の儀式……
こんな事になるぐらいやったら、初めから久美子に説明しとくべきやった……とウチは後で後悔した。
「ありがとうございましたぁ♪」
と教授が、いつもの様にウチの肩に手を置いたかと思うと、顔を近付けてきた。
ウチは息を止め、覚悟を決める。
金や、金や、金やから、辛抱せえよ満月と、自分に言い聞かせて……
きっ来た、来たぁブチュウ~
あぁ、早く放してくれ~
その時やった!
何が起きたのか、それはホンマに一瞬の出来事やった!
気が付いたら、何と久美子が教授を突き飛ばしていた!?
ガッシャァ~ン~~
ナイトゲームの看板が倒れ、その横に教授が倒れた!
「久美子……ってか、何を?何をしてくれんの……」
ウチは思わず教授を起こそうとした時???
?????