Sentimental My Girl
つかさはもう一度
「好きだよ」

呟く



沙紀は聞こえたのか聞こえなかったのか
「つかさはずーっと沙紀の一番の親友だからねっ」

満面の笑みをこぼした



また小さな花火の光が現れた
今度はドラゴンとかいう火花が小さな箱から吹き出す花火


つかさと沙紀の手と手が解けた



まだ終電には間に合ったが、二人は歩いて帰ることにした
一時間ちょっとの間中ずっと、二人は話した


出会った時のこと、学校のこと、これからのこと


話は尽きなかった


つかさは沙紀を家まで送り、走りながら家路についた





切なくて、苦しくて、少し清々しくて…なんとも言い切れない気分だった


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