笑顔のキミ
「じゃあ、俺ねるから。
おやすみ」


「え?あぁ、おやすみ」



とっさにおやすみと答えてしまった。


心の中では「また寝んのかよ」と突っ込みながら。

今日はぶりっ子の授業が終われば帰れる。


キーンコーンカーンコーン


やっとぶりっ子の授業が終わった。


私は鞄に荷物をいれて教室をでた。


家に帰ってもやることがなかったので、学校の屋上に行くことにした。

屋上は暖かく、気持ちのよい風が吹いていた。

心地よい風に私は激しい眠気に襲われた。


そして屋上の少し高い小さいスペースに横になることにした。


そこに横になるとコンクリートが少し冷たくて心地よかった。


「……空があかい…」


その心地よさに負け、心愛は眠ってしまった。


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