一生一緒

「しおり!!」
玄関から声が聞こえ
あたしは
お母さんとお父さんから
逃げるように
玄関に向かった。
「空也っ!!
来てくれたんだ。」
「うん。
制服似合うじゃん。」
「ありがと。」
空也は親指をたて
ニコッと笑い
意味不明な合図をした。


「空也も一緒に入学式行く?」
用意が終わったのかリビングからお母さんとお父さんが来た。
「俺はいいよ。」
「空也も来てよ。」
空也の腕を掴みおねだりをした。
空也はこれに弱いのを知っている。
「分かったよ。」
空也はため息まじに話し苦笑いを見せた。



あたしと空也とお母さんとお父さんは駅に向かい電車に乗った。
空也が隼人の話題をだすことはなく、くだらない話をして笑わしてくれた
そうしている間に学校についた。

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