一生一緒

「空也早いなぁ―。」
「隼人か。」
後ろを振り向くと
髪がフワフワの茶色で
カワイイ男の子がいた。
あたしと歳が近そうだ。
「この子誰?」
男の子は
あたしの隣に座った。
フワッと
いい匂いがした。
「しおりだよ。
俺のいとこ。
隼人の1個下。」
隼人は興味深そうに
あたしの顔を
覗き込んでる。
何か子供みたいで
カワイイ・・・。
「しおりよろしく!!」
隼人さは床に
両手をつけ
前かがみになり
ニコッと笑った。
「よろしく・・・。」
あたしは思わず
顔をそらしてしまった。
あまりにも
隼人の笑顔が
カワイくて
眩しかったから。

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