一生一緒

入学式は思ってたより
長く暇で暖かい日差しが
当たり音楽を
聴いているから
眠くなってきた。
ウトウトしていると
隣から視線を感じた。
「眠くね?」
髪が茶色で肌が黒く
眉が細い。
いわゆるギャル男が
眠そうに目をこすり
あたしを見てきた。
「眠いよ。
校長話長いし。」
「ちげぇよ。
あれPTA会長だよ。」
ギャル男は
ニコッと笑い
あたしの頭を
軽く叩いた。

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