♡幼なじみの恋愛事情♡
☆昼休みの呼び出し
「……り。ひ……より!ひより起きなさい!!」
「ほへっ!?」
ああ、何だろうこのデジャヴ感。
朝にもこんなことあった気がする。
少しだけ開けられた教室の窓から春の匂いが吹きこんだ。
「もうお昼休みだよ」
あきれた顔で瑠衣が言った。
私、授業中ずっと寝てた……?
「あー……うん」
「そんなだらしない顔して……」
「へへっ」
「ノートは取っておいたから」
そう言って瑠衣は3冊のノートを私の机の上に置いた。