♡幼なじみの恋愛事情♡


お昼休みの校内は、開放感が溢れていて凄く賑やかだった。





佐原くんは私の2・3歩前を、賑やかな笑い声から遠ざかるように歩く。



そんな状況とは裏腹に、私の鼓動は大きくなるばかり。




どんどんどんどん、静かな場所に歩いていく佐原くん。




体育館裏まで行くとピタッと足をとめた。




そして、くるりと私の方を向いて



深い深い……深呼吸をした。

< 21 / 82 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop