♡幼なじみの恋愛事情♡
「紺野さんって、彼氏とか好きな人……いる?」
心臓がドキって大きな音をたてた。
「彼氏なんて、いないよ?それに……好きな人も――」
「そっか。俺さ、紺野さんのことが好きなんだ」
「えっ……」
「驚いたよな? でも本気だから。1年の時から好きなんだ」
私は彼の真剣なまなざしに捕えられたかのように、動けなかった。
どうやって呼吸をするのかも忘れちゃって、ちょっと苦しい。
「でも、私付き合うとかよくわからないし……」
「すぐに答えを出さなくていいよ。俺、気長に待つからゆっくり考えて」
そう言って私に向けられた眩しすぎる笑顔。