♡幼なじみの恋愛事情♡

「ぅあ……っ!ごめん、みなとぉ……」


「ひよ、怪我はしてない?」


泣き続けるひよの頭を撫でながら、安否確認をしてみる。

俺が見た感じではケガしてないけど……。



「う…ん……、だいじょ…ぶ」


「ならよかった。立てる?」



「……うん」




あーあ。
こんなに弱っちゃって。


そんなに泣くならケンカなんてしなきゃいいのに。



「仕方ないなー、ひよは」


俺はそう言って道路に座り込んでいるひよの手を引っ張った。