♡幼なじみの恋愛事情♡


「話、聞こうか?」


本当は聞かなくても理解しているつもり。
少なくとも当人達よりは分かっている。



でも俺はあえてそう言った。




するとひよはコクリと1回だけ頷いて、涙を拭く。



「じゃあ、チャリ置いてくるから。先に部屋行ってて?」



再び頷いてひよは俺の家に入って行った。





「こういうときは素直なのにね。」




小さな声で呟く。


当然ひよには聞こえていなくて。



小さな背中は俺の家のドアを開けて中へ入って行った。







< 47 / 82 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop