♡幼なじみの恋愛事情♡
「少しは落ち着いた?」
俺は黒いテーブルにマグカップを1つ置いてそう言った。
ひよはベッドにもたれてそのマグカップを口に運ぶ。
ひよの大好きな甘いミルクティー。
俺には甘すぎて、飲めそうにないけど。
「うんっ。もうね、大丈夫だよ」
「うそ。大丈夫じゃないでしょ。そんな作り笑いして」
そう言いながら軽くひよの頬をつまんだ。
「湊はなんでもお見通しだね」
今度はふにゃっと笑ってる。
そりゃあね、分かりますとも。
何年間幼なじみやってきたと思ってるんだよ。