♡幼なじみの恋愛事情♡
「も…っ、もう大丈夫!!」
そう言ってひよは俺の腕から逃げようとする。
でも、俺は更に腕の力を強めてそれに抵抗して。
「いいじゃん、もう少し♡」
「ふざけないでっ、ほら、離してっ」
あー。
そんな可愛い顔しちゃって。
そんな顔されると俺のいたずら心が……
「……ひよ、可愛い♡」
「からかわないでっ、なんでそんなこと……」
「からかってないよ。だって俺は―――……」
「俺は―――……何?」
ひよの不思議そうな声にハッとして、腕の力を弱めた。