♡幼なじみの恋愛事情♡


「危なかった……」


そう言った俺の声は誰に届くでもなく、消えた。



本当に危なかった。



ひよと2人きりになるなんて久しぶりだったから。



だから。



だから言ってしまいそうになった……。



俺の本当の気持ち。



ずっと誰にも言わなかったホンネ。



伝えたいけど、伝えるつもりのない想い。





俺はひよりが……




「はあ……バカだな。俺」




そんなことを言いながら、布団にもぐった。








< 55 / 82 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop