♡幼なじみの恋愛事情♡
「それでさ……ひより?」
さっきとはちょっとだけ、低くて抑え目の声。
表情もそれに比例して少し真剣だった。
「なに?」
「さっき、ひよりの家に訪ねてきたときね」
「うん?」
「ひよりのケンカの相手、下でずっと立ってたよ」
ケンカの相手……って、蓮?
蓮が下に、居た?
いやいや、そんなまさか。
「えー蓮がー?見間違いじゃない?」
「そう思うなら、自分の目で確かめてみたら?」
そう言って瑠衣は私のベッドの横にある窓を指さした。