♡幼なじみの恋愛事情♡
「ひよ、入るぞ」
そう言ってひよの部屋のドアに手を掛けて開ける。
有無を言わさずってこういうこと。
部屋に入ると薄暗い部屋のベッドにひよはいた。
「蓮……?」
そう言ったひよは、元気が無くて。
薄暗くて良く見えないけど、すげー弱ってるかんじ。
何か、生まれたての小鹿っぽい。
「あのさ、ひよ……」
ぽっかーんって口を開けて、俺を見上げる。
きっと、ずっと見上げているのは疲れるだろうから俺はひよの目の前に屈んだ。
そして俺の目の前に来た頭を軽く撫でて。
「蓮?」
不思議そうな顔で俺を見つめてる、ひよ。
あー、何でお前は
そんなにむやみに可愛いんだよ。