きみと…(恋愛短編集)
聖藍学園の前まで来てみる真希くんは友達二人と帰っていくみたいだ。

こちらに気付いたのか…

「あんた… また来たの?」
そう言って私を突き放す。
『また来た』
今の私にはずいぶん重く響く言葉。


「真希 いいのか?
あのお姉さんほっといて?」

友達の一人が真希くんにそう訪ねていた。

「別に…」

暫くすると…
彼は 「はぁ…」 とため息をつき私のところへ来た。


きっと友人二人に促されたのだろう?
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