きみと…(恋愛短編集)
帰り道に悠希はソフトクリームを食べながら私と一緒に自宅へと帰る途中、余所見をしていた悠希は、男子高校生の服にソフトクリームを着けてしまったのだ。
しかもその男子高生がとても質が悪くて…

「あの…弟がクリーム着けてしまってスミマセン…」

「お兄ちゃん…ご…ごめんなさぁい…」


あたしも悠希も


その…


男子高生が怖くて即座に謝った。


すると…


「ごめんで済んだら警察なんて要らねぇんだよ!!」

「分かってんのか!?
あぁっ!!」


「金払えよ?
クリーニング代!!」


怒鳴り散らす男達…
周りはみんなただの傍観者で誰も助けてくれやしなかった。

震えてる私達には見えないが男達の後ろで声がした。



「ねぇ…君たち女の子と小さな男の子脅して楽しいの?」
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