きみと…(恋愛短編集)
「そっちの子は?」と訪ねられあたしは「弟だよ」と答えた。

恐怖の為今だ泣き続ける悠希に…

「泣いちゃダメだよ?
君は男の子だから…でも…お姉さんと一緒に謝って頑張ったね」

優しい笑顔で優海くんは悠希の頭をポンと撫でた。




そして自宅まで送って貰ったのだけど…

「現実は…ちゃんと見た方がいい…」

「……えっ…?」

現実…?
なんの事だろ…?
疑問符が浮かぶ…

「結花…
まぁ… 今は分からなくてもいいよ… そのうち分かるから」

焦げ茶の大きな瞳はあたしを捕らえて放さない。

黙って頷くしかできなかった。


彼は



不思議な男の子…






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「ふぅーん…そんなことが三ヶ月前にあったんだぁ」
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