きみと…(恋愛短編集)
そして夏休みに入り地元の七夕まつりが開催された。
あたしと晴香ちゃんは浴衣を着て、優海くんとお祭りを堪能しています。


神社の境内に入る。


するとそこには店番する一人の高校生くらいの女の子
優海くんは慣れた感じで彼女に話し掛ける。
一方の少女は彼が苦手なのだろうか?
苦笑いをしながら、相槌を打ってるようだ。

「結花ぁ 御堂さぁん
美紅ちゃんがこっち来て良いってぇ」
明るく少々大きな声であたし達を呼んだ。

「こんにちはー」
にこやかに笑う美紅さん。色素の薄い茶色で緩く巻かれてる髪は左サイドに束ねだれていた。

「こんにちは あの…縁結びの…御守り…欲しいですけど…」

「はーい 少々お待ちください」

緊張して笑えないあたし…けど彼女はニッコリ笑って応対してくれた。

………この笑顔で一体何人の男の人を虜にしたのだろう?
それくらい彼女は魅力的な存在だった。
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