きみと…(恋愛短編集)
「……えっ 野崎がですか?…はい…分かりました」
電話は約三分
「先生野崎さん何かあったんですか?」
と聞いたら
「受験会場先で倒れたらしい… 試験全教科終わった後に… 他校の男子生徒が助けてくれたみたいだ
先生はすぐ病院へ向かうから中村は帰りなさい」

そう言って担任は出ていった。






次の日みさきは学校を休んだ。
きがきでない俺はみさきとよく一緒に居る片岡絢香に話を聞いた。
「みさきは風邪みたいだよ?
一応言っとくけど
あんた達一度話し合った方がいいよ?
みさき無理して笑ってるから見てると痛々しい」

片岡は冷静にでも怒り混じりの声で俺に話をした。
「…… ありがとう
今日にでも話をするよ」
俺はそう言って教室を後にした。
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