金色のシッポ
乗り終わると、丁度閉園時間のアナウンスが入った。
「もう終わりかあ…はやかったね。」
「そうだな。」
「ゆーた、ありがとね。楽しかったよ。」
ニコニコと笑い、俺に抱きつく。
「そりゃよかったな。俺もたのしか…」
楽しかったよ、と言うのを遮ったのは美狐の唇だった。
彼女の唇は冷たくて、今にも消えてしまいそうだった。
ゆっくりと唇が離れ、美狐を見ると妖狐の姿に戻っていた。
美しい。
本当に美しいその姿に俺はまた吸い込まれるようにキスをした。
すこしだけ長く、ゆっくりと。
「もう終わりかあ…はやかったね。」
「そうだな。」
「ゆーた、ありがとね。楽しかったよ。」
ニコニコと笑い、俺に抱きつく。
「そりゃよかったな。俺もたのしか…」
楽しかったよ、と言うのを遮ったのは美狐の唇だった。
彼女の唇は冷たくて、今にも消えてしまいそうだった。
ゆっくりと唇が離れ、美狐を見ると妖狐の姿に戻っていた。
美しい。
本当に美しいその姿に俺はまた吸い込まれるようにキスをした。
すこしだけ長く、ゆっくりと。