体から始まる恋


まさか…コイツとヤったの!?



嫌、いくら酔っててもこんな金魚の糞みたいに付いて回るヘラ男となんて絶対に有り得ない。



それじゃぁ誰?



「あのさ···」



「菜摘、ちょっと…」



睨みを利かせた顔で彼が現れた。



安藤を廊下へ残し、私を会議室へと連れ込む。



鍵を掛けられ、逃げ場所は無い。



彼からは恐ろしい程のオーラが漂っている。



「お前、安藤と浮気したのか!?」



えっ!?



やっぱり私、安藤とホテルへ行ったの!?





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