体から始まる恋
「昨夜、先輩と一緒に居たのは俺です!」
え゙ーっ!?どう言う事!?
「先輩が泣きながら安藤と歩いているのを見たんです。理由を聞いたら桃華さんと浮気してたそうですね?」
藤田の気迫溢れる言葉と態度に、彼は目を泳がせてそっぽを向いた。
「貴方みたいな人に菜摘先輩は渡しません!」
「フンッ!勝手にしろ」
捨て台詞を吐き、彼は会議室を去って行った。
「菜摘先輩、俺本気ですから」
藤田が私を抱き締める。