仮
Ｎｏ．１

夕刻



　　


鳥の鳴く声で目が覚めた


全然可愛らしくもない


好まない黒い陰が空に飛ぶ


自由な姿が少し羨ましい



少しの間ぼんやりと窓の外を見つめてた


慢性の腰痛と


寝ぼけた頭に


オレンジ色の景色が嫌みなくらい綺麗に見える



「 ふぁ … 、」


小さく欠伸をすれば


まだ温かい布団に戻りたくなる





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