32回、好きって言うよ。
03.ゆっくりの歩幅が好きです。
「(……どうしよう)」
背中に視線を感じながらも、必死で気づかない振りをしてパフェを口に運ぶ。
あ、やっぱりストロベリーパフェで正解……、じゃなくて。
ここは学校の近くのフルーツパーラー。
美紅を誘ったもののダイエット中だからと断られ(最近付き合い悪いよ)、仕方なく1人でストロベリーパフェを食べています。
だってどうしてもパフェの気分だったんだもん。
…それは置いといて。
問題は後ろの席の男の子である。