32回、好きって言うよ。






『本当に違うんだよ!


あれは……リナにこれ…』




そう言って差し出されるネックレス。



『え…?』



『俺、何買っていいかわかんなくて。
アイツに相談してたんだ』



『何でそんな事…』



『リナは忘れてるかもしれないけどさ、俺たち付き合って丁度1年じゃん』



『トオル……』









ポロポロと流れ落ちる涙が止まらない。



トオル素敵!!




なんて思っていると、無言で渡されたティッシュの箱。



「ヒック……」





涙を拭いて隣を見ると、やっぱり理解不能な感じの翼先輩。







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