32回、好きって言うよ。
―――――――――――――
「茉桜、起きてる?」
コンコン、とノックされたドアに、目を擦った。
時計を見ると、もう4時。
こんなに寝てたんだ、あたし。
「起きたよー」
「お見舞いに来てくれたわよ」
美紅かな、と思って体を起こしてベッドに座る。
「やっほー、大丈夫?」
「おじゃまします」
「…大丈夫か?」
入ってきた3人に、目を見張った。なんで!?
美紅と、河合先輩と、翼先輩。
……って、あたしパジャマじゃん。
もうちょっと可愛いルームウェアとかなかったの?
髪もボサボサだし…もういや!
布団をかぶって顔を隠した。