特別補習は先生の愛に~レッスンで~【TABOO】
「岡本……覚える気あるのか?」
「さあ?どう思う?橘先生」
「……さあな。次はこっちな」

橘先生は言葉を濁すように新たなプリントを手渡す。
そのプリントをやりながら茜はある思いが芽生えていた。

「……ねえ、先生」
「なんだ?」
「お願い聞いてくれたら、私頑張るよ」
「お願い?何だ」
「あのね……」

タブーの扉。
きっと先生は私をその扉を開かずに踏み入れないようにするだろう。


それならば、自ら望もう。彼氏はいるけれど、愛しているのは先生──



「じゃあ、特別レッスンやるか?」
「はい」
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