彼と彼女の場合
今日の本日のセットのケーキはベイクドチーズケーキ。
レアに近い食感で、レモンがちょっと多めに入ってる私の一番得意なケーキだ。
それをマスターが入れてくれた紅茶と一緒に相沢さんのもとへ運ぶ。
「お待たせしました」
「おっ、今日はチーズケーキだ!」
相沢さんは嬉しそうに笑う。
スーツを格好よく着こなした大人な相沢さんが、少しだけ子供っぽく見えるこの笑顔が好き。
私が作ったケーキを見てそんな素敵な笑顔を見せてくれると、本当に嬉しくなる。
「ねえ、村野さん。明日もいる?」
明日?
あっ…明日は土曜日…。
「あの…私、明日はお休みいただいてるんです」
「あれ、お休みなんだ。じゃあさ…俺に時間…くれないかな?」
「……え?」
レアに近い食感で、レモンがちょっと多めに入ってる私の一番得意なケーキだ。
それをマスターが入れてくれた紅茶と一緒に相沢さんのもとへ運ぶ。
「お待たせしました」
「おっ、今日はチーズケーキだ!」
相沢さんは嬉しそうに笑う。
スーツを格好よく着こなした大人な相沢さんが、少しだけ子供っぽく見えるこの笑顔が好き。
私が作ったケーキを見てそんな素敵な笑顔を見せてくれると、本当に嬉しくなる。
「ねえ、村野さん。明日もいる?」
明日?
あっ…明日は土曜日…。
「あの…私、明日はお休みいただいてるんです」
「あれ、お休みなんだ。じゃあさ…俺に時間…くれないかな?」
「……え?」