彼と彼女の場合
それからも浩汰さんは私が行きたいと言ったところに何も文句を言わず付き合ってくれた。

並んでる間もいろいろな話をしてくれて退屈しなかったし、もっと浩汰さんを知れたようで嬉しかった。


浩汰さんから

「ちょっと休憩しようか」
と、言われたときにはお昼を少しすぎた時間で…

時計を見たらなんだか一気におなかがすいてきた。

「お昼、食べましょうか」
「そうだね。希望はある?」

「浩汰さんは何が食べたいですか?」

「せっかくこういうところにいるんだし、それっぽいものにしようか」

「はい!」

浩汰さんってお洒落なレストランとかでしか食事しないようなイメージだったからちょっと安心だな…。

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