彼と彼女の場合
リビングとは違ってこっちは黒と白が基調で、シンプルにしてある。

寝るときは枕元の間接照明だけにしてこのダブルベットで広々と寝る。


「次はバスルーム」

風呂が広めなのもこの家を気に入って買ったポイント。

俺は身長が185とちょっと高めだから普通のユニットバスとかだと窮屈だから。

「あとは今ほとんど物置になってるのが一部屋とトイレぐらいだよ」

一通り案内してリビングに戻ってきた。

「ありがとうございます!広いですね」

「3LDKだからね。一人で住むには確かに広いね。愛果一緒に住む?」

「えっ!?だ、だめですよ!そんな…だって…」

「ははっ、冗談だよ」

「もう!浩汰さんったら…」

半分冗談、半分本気だったんだけどな。

< 167 / 242 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop