彼と彼女の場合
今日はお仕事
帰りは弟の葵(アオイ)が迎えにきてくれた。
よかった…。
昼間の相沢さんのことでパニックになったまま、まだあまり冷静になれてなかったから。
ただでさえ方向音痴の私は通い慣れた道でも時々迷子になる…。
きっと葵が来てくれなかったら今日もやばかったよ…。
「愛果お疲れ。持つよ」
「ありがとう」
マスターが帰りに持たせてくれたベイクドチーズケーキを葵に持ってもらった。
「明日は?」
「ん…お仕事」
「了解。なんかあったら電話して」
「うん…。」
明日は…お仕事。
いつもの、カフェのバイトじゃなくて、お仕事。
葵は私がお仕事だと言うといつも心配そうにしてるけど、大丈夫。
明日の私は、強いから…。
よかった…。
昼間の相沢さんのことでパニックになったまま、まだあまり冷静になれてなかったから。
ただでさえ方向音痴の私は通い慣れた道でも時々迷子になる…。
きっと葵が来てくれなかったら今日もやばかったよ…。
「愛果お疲れ。持つよ」
「ありがとう」
マスターが帰りに持たせてくれたベイクドチーズケーキを葵に持ってもらった。
「明日は?」
「ん…お仕事」
「了解。なんかあったら電話して」
「うん…。」
明日は…お仕事。
いつもの、カフェのバイトじゃなくて、お仕事。
葵は私がお仕事だと言うといつも心配そうにしてるけど、大丈夫。
明日の私は、強いから…。