彼と彼女の場合
「愛ちゃんのお気に入りさん来てるじゃん」
先輩の舞さんがニヤニヤしながら言ってきた。
「あ、愛ちゃんのお気に入りじゃなくて愛ちゃん゙が゙お気に入りか!」
「こら、舞!愛ちゃんいじめてないでオーダーきいてきて」
マスターが助けに入ってくれる。
実はこれも最近ではいつものこと。
舞さんは、「あのお客様がいつも本日のセットを注文するのは愛ちゃんのこと気になってるからだよ!」
なんて言ってからかってくるけど、そんなこと絶対にないと思う。
だって「本日のセット」のケーキを私が作ってるなんて知ってるお客様はいないはず。
どこかに書いてるわけでもないし、誰が作ってるかなんて聞かれたこともないし、ましてや自分から言ったこともないのだから。
先輩の舞さんがニヤニヤしながら言ってきた。
「あ、愛ちゃんのお気に入りじゃなくて愛ちゃん゙が゙お気に入りか!」
「こら、舞!愛ちゃんいじめてないでオーダーきいてきて」
マスターが助けに入ってくれる。
実はこれも最近ではいつものこと。
舞さんは、「あのお客様がいつも本日のセットを注文するのは愛ちゃんのこと気になってるからだよ!」
なんて言ってからかってくるけど、そんなこと絶対にないと思う。
だって「本日のセット」のケーキを私が作ってるなんて知ってるお客様はいないはず。
どこかに書いてるわけでもないし、誰が作ってるかなんて聞かれたこともないし、ましてや自分から言ったこともないのだから。