彼と彼女の場合
「愛果、もっとこっち来て」


「わっ!」


浩汰さんに抱き締められた!!


「はあー。落ち着く」

「…私もです」


浩汰さんやっぱりお疲れなのかな?

どうしたんだろう…。


「あの…、どうかしましたか?」


「ん?どうもしないよ。最近愛果とこうしてなかったからね。ちょっと充電」


「じゅ、充電?」


「そう。エネルギー補充中なの」


「そ、そうなんですか。こんなのでよければいつでもどうぞ!」


「ほんとに?じゃあ遠慮なくいつでも抱き締めちゃおうかな」


「えっ!?あ、あの!やっぱりいつでもはちょっと困る…かもです。あの…ふ、ふたりのときなら…」


「ははっ、ほんとに愛果は可愛いね。ちょっとからかっただけだよ」


「もう…」



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