彼と彼女の場合
彼女は付き合ってる男の家に泊まるということはどういうことなのか、わかってるのか?


それとも、わかっていて泊まるなんて言い出した?


いや、まさか俺は本当に手出ししないと思われてる…なんてことはないよな?



そんな考えがグルグルと頭を回っていると、浴室のドアが開く音が聞こえた。


やばいっ!

次に俺の目に映る彼女は風呂上がりで、しかも俺の服を着てるんだよな?



……想像しただけで凄い破壊力…。


俺だってこの歳でなんだが、それほど免疫があるわけじゃないんだ。


それでなくても今までで一番、もう比べものにならないくらい愛おしい、大好きな彼女なんだ。


襲い掛かって怖がらせて嫌われましたー、なんて洒落にならない…。




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