彼と彼女の場合
浩汰side
―――――――
びっくりした…。
愛果に押し倒されたときはほんとに焦った。
まじでよく耐えたよ、俺。
でも、やっぱりおかしいんだ。
彼女がこんなことするなんて、よっぽど理由があるはず…。
据え膳食わぬは…なんて言うけどこれは違うだろ。
このまま彼女を抱いていいわけがない。
それに…。
彼女も、俺に本当に抱いてほしいわけじゃないと思うんだ。
そっと彼女ごと起き上がって体制を変えて、愛果を後ろから抱きかかえるようにした。
「愛果、勘違いしないでね。俺だって愛果を抱きたいと思ってるんだから。」
「…」
「でもね、こういうことって別に急ぐことないと思うんだ」
びっくりした…。
愛果に押し倒されたときはほんとに焦った。
まじでよく耐えたよ、俺。
でも、やっぱりおかしいんだ。
彼女がこんなことするなんて、よっぽど理由があるはず…。
据え膳食わぬは…なんて言うけどこれは違うだろ。
このまま彼女を抱いていいわけがない。
それに…。
彼女も、俺に本当に抱いてほしいわけじゃないと思うんだ。
そっと彼女ごと起き上がって体制を変えて、愛果を後ろから抱きかかえるようにした。
「愛果、勘違いしないでね。俺だって愛果を抱きたいと思ってるんだから。」
「…」
「でもね、こういうことって別に急ぐことないと思うんだ」