彼と彼女の場合

そっか。

マスターって浩汰さんと大学からのお友達なんだよね。


それなら私よりは浩汰さんのこと知ってるよね?




「あの…マスター、浩汰さんって…」


「ん?」


「その…今までどんな人とお付き合いしてたんですか?」


「え?どうしたの、急に」


「いえ…ただ、きっと魅力的な人たちばかりだったんだろうなあって…」


「んー…まあ正直見た目はきれいな人が多かったかもしれないけど…」



「やっぱりそうなんですね…色気たっぷりなおねえさん?」


「ははっ、まあ愛ちゃんから見たら十分お姉さんなんだろうね」



「そうなんだ…」



「あ…っと、気にすることないと思うよ!あいつ、ほんとに見たことないくらい愛ちゃんにゾッコンだから!」


「……」



< 229 / 242 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop