彼と彼女の場合
私の気持ち…。

「私は…まだわからない」
「そっか。でもメールがいつもより素っ気なくて寂しかったんでしょ?」

「うん…」

「まあそのうちわかるよ」
わかるのかな…?

「自分の気持ちだけに素直になればいいんだよ。認めちゃえば楽になるよ」

そう言われても…。


それからお互いベットに入ったものの、私はなかなか寝れなかった。

やっぱり静かすぎるんだよね…。


明日も早いから寝ないとと思うのに、浮かんでくるのはさっきの梓の言葉。

素直に…か。


素直になれって言われても自分の気持ちがよくわからないからどうしようもない。


いろいろと考えてるうちに眠っていたようで、携帯のアラームで目が覚めた。

あ、葵に電話しないと!
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